防長民のぶらぶら放浪記

山口県内のスポットをふらっと訪れて紹介する地域ブログです。

山口県周南市鹿野の清流通りを紹介

山口県周南市鹿野の清流通りを紹介します。

秋の季節はこの清流通りを散策するのがとてもお勧めです。

清流通りとは

清流通りは鹿野総合支所入り口から龍雲寺、二所山田神社、水車小屋、漢陽寺へと続く約600m間をつなぐ通り道です。

道の横に名水100選に選ばれた水路が流れており、時折灯篭流しが行われる風流な通りです。

清流通りの風景

出発地点(漢陽寺横)

一般的には鹿野支所側から歩くようなのですが、水路の流れに合わせて逆方向から歩いてみました。

左手の壁は漢陽寺の壁です。

この通りもモミジが赤く美しい通りです。

交差点

ここで十字路になっているのですが、水路に沿って右側に進みます。

直線道路

するとこのように一直線の道が出てきます。

左の水路は魚が小魚が泳いでいます。

念のためですが、横の道路は車も通ってよいです。

水場とベンチ

左手には子供も憩える水場があります。

椅子やベンチが置いてあるので、座って休憩もできます。

水車

しばらく歩くとカーブにさしあたり、そこに水車が見えてきます。

このように水車があるのですが、この日は稼働していませんでした。

ただ、周囲の紅葉が相まって美しい景色でした。

このように正面から見ると、古風でなかなか立派です。

平成の名水100選

そしてここで注目すべきはこの石碑なのです。

実はここは「平成の名水百選」なのです。

冒頭で少し触れた漢陽寺が管理する潮音洞から出てきた水が、清流通りを通って流れているのです。

筑紫歌都子生誕の碑

そして横の広場にも注目すべきものがあります。

筑紫歌都子生誕の碑です。

筑紫歌都子さんは鹿野で生まれ、琴の作曲で活躍されました。

 

この小さな通りに様々なものが凝縮されています。

二所山田神社への道沿い

ここから先にいくと二所山田神社があります。

漢陽寺だけ見て帰る人も多いのですが、個人的には全国7割のおみくじを製造する、二所山田神社もお勧めします。

駐車場

7,8台程度が泊まれる駐車場が完備されており、車で来た場合はここに停めて清流通りやそれぞれのお寺に行くことができます。

横にトイレもあります。

フジバカマの池

さらに先に進むとフジバカマの池があります。

ここは毎年10月になると、アサギマダラがやってきます。

(この日は11月でしたが、まだ少しアサギマダラは来ていました)

ちなみにこの池に特化して、別記事で既に紹介しています。

もし興味があればご参照ください。

 

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アクセス

最寄りのJR徳山駅からは車で40分ぐらいです。

バスだと「鹿野」停留所まで50分程度です。

 

以上です。

 

山口県周南市鹿野のライオン岩を紹介

山口県周南市鹿野のライオン岩を紹介します。

ライオン岩とは

周南市鹿野の渋川地域の岩屋山という山があります。

この岩屋山は山頂付近が山肌が出ており、岩肌の部分が「ライオン」に見えることから「ライオン岩」と言われています。

ライオン岩の付近には観音堂があり、安永2年(1773年)以前からここは特別な岩であったことが分かります。

また、ライオン岩のくぼみにも如意輪観音、弘法大師、観音菩薩が鎮座しています。

 

現地の看板は若干独特の文章でしたが、ソースを気にされる方はこちらもお読みください。

ライオン岩のある風景

ライオン岩を覗く枠

では見ていきましょう。

周南市の徳山方面から石船温泉に向かうと、道路のわきに突然と「ライオン岩」と書かれた枠が登場します。

これは「鹿野町商工会」によって設置された、シンプルですが面白い仕掛けです。

どうやら良くありがちな看板より枠だけのほうが目に止まるらしいです。

私以外にもたまに車が止まってきます。

枠の中

私も枠の中からライオン岩を覗いてみました。

ライオン岩自体はここから300メートルぐらい先の山中になります。

少し遠すぎて観音様は見えませんが、ライオン?のような岩は見えました。

ライオンかどうかは皆様の想像力が試されるようです。

観音様

また、観音様はライオン岩の上のここら辺のようです。

1柱ははっきり見えますね。

調べてみるとライオン岩は登山しても良く、近くで観音様を見ることは可能なようです。

私は身体に不安があるので岩に登るのは遠慮しましたが、別のお方で実際に登山して拝んだ方がいたようです。(読んでいて感動しました)

強靭な身体をお持ちな方は是非お試しを。

ベンチ

ベンチを置く配慮がされていて、ここに座っても景色を眺めることができます。

座ってみましたが、田んぼとライオン岩で構成されたのどかな景色です。

横には紅葉がきれいな木が植えてありました。

緑から赤へのコントラストが美しい紅葉で、ここを独占できたのはラッキーとしか思えません。

背後の道路

背中側に当たる反対側は、本当に道路と山しかありません。

民家1つない道の横に唐突にライオン岩ののぞき穴スポットがあるのです。

ちなみにこちらは全体が黄色く紅葉しています。

アクセス

付近に駅はありません。

アクセスするには車か、バスが良いでしょう。

JR徳山駅からだと車で40分程度の移動時間がかかります

バスの最寄り駅は「鹿野」です。

 

以上です。

 

山口県周南市の「孝女阿米像」(こうじょおよねぞう)と石碑を紹介

山口県周南市の「孝女阿米像」(こうじょおよねぞう)を紹介します。

孝女阿米とは

「都濃の三孝女」の一人です。

看板には、

寛政3年(1971年江戸時代)、徳山市橋本町に生まれました。

6歳の時に母親が亡くなったときに父親の足でまといになるのを避けるため、母方に引き取られました。

お米が12歳の時に父親が病にかかり看護のために帰宅し、父親の養成のために一生を尽くしました。

当時この行いを見る者、聞く者、感嘆。

時の徳山藩主よりは数回ご褒美として米穀や恩賞を賜りました。

父親に孝養を尽くし31年、お米が32歳の頃父親がこの世を去りました。

お米さんは後年病気にかかり、父親の墓の傍らに埋めるように頼み、後に徳応寺に葬られました。

・・・というような由来が、書かれていました。

現代でいう「ヤングケアラー」なのでしょうが、当時はそういう家庭はよくあったのでしょうね。

現代の価値観で昔の人を責めるのはフェアではなく、私はここで何も述べません。

ただ、お米さんが純粋で、周りの人に慕われる人だったのは間違いないと思いました。

孝女阿米像の付近の撮影

こちらの石碑群は古いものから新しいものまで、様々なもので構成されているようです。

それぞれの意味がよくわからないですが、とにかくお米さん関連でいっぱいです。

正面像

正面に「旌孝阿米碑」?と書かれた、右から左に読む石碑が建っていました。

お米さんの石碑の周りは花や石碑がとても豪華に配置されていて、何か今も昔も人を引き付けるものがあるように感じられます。

左のお地蔵さん

左側はお地蔵さんが陣取っており、お米さんを見ています。

撮影はしていませんが、中には線香を立てる場所がありました。

右側のお米像

右側にお米像が配置されて、父親を背負っています。

お米像の台座の付近にはお花、詩、海抜表示「8.3m」があります。

後ろの石

後ろに屏風のように、絵が描かれた大きな石が置かれています。

こちらの正体はよくわかりませんが、とても古そうには見えます。

お米さんの家の様子が描かれているのでしょうか。

後ろ側

この後ろ側が平たく丸見えです。

今は駐車場ですが、もともとは建物があって壁だったんでしょうね。

クッキーの裏側を見たような気分です。

アクセス

JR徳山駅から歩いて15分ぐらいの場所にあります。

東川を通り過ぎたところにあります。

 

なお由来の看板の通り、お米の墓のほうは現在も周南市内の徳応寺にあります。

 

以上です。

 

山口県柳井市の名水スポット3選。水だけ持って帰ると勿体ない名水スポットばかりです。

山口県柳井市は名山「琴石山」系の伏流水による、名水スポットが多数存在します。

その中でも私が実際に飲用してみて、とてもよかった場所を紹介します。

山口県の銘菓「あさひ製菓」の名水

こちらは山口県のお菓子屋さんに併設されている名水スポットです。

そのため美味しいお菓子も買って、飲み水も無料で手に入れるという一挙両得ができます。

 

旧厚生省の「おいしい水要件(名水の条件)」要件を満たす、素晴らしい水です。

参考

以下に現地の様子を紹介しています。

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山口県の伝統の醤油店「佐川醤油店」

「佐川醤油店」は「甘露醤油」と呼ばれる、特有の真っ黒で甘い伝統的な醤油を製造されています。

こちらの名水はその仕込みに使用される水です。

 

醤油を製造する醤油樽は自由に見学できるので見学できます。

そして水のよさを確認して醤油を手に持ち帰るというのが、ここのお勧めの観光スタイルです。

お店の中に掲載されている写真を見ると、有名人も多数来ているようです。

参考

以下に現地の様子を紹介しています。

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般若姫の伝説残るお寺「湘江庵」

柳井市の市名の由来となった井戸の水です。

絶世の美人の般若姫が井戸のそばに楊枝を差したところ、柳に育ったという伝説から柳井市という地名になりました。(柳と井戸で「柳井」ですね)

 

また、こちらの水は般若姫のように絶世の美人になれるとの言い伝えがあります。

興味がある方はここから水を汲むとよいかもしれません。

参考

以下に現地の様子を紹介しています。

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以上です。

 

山口県周南市の奈古屋蔵人(なごやくらんど)屋敷跡を紹介

山口県周南市の奈古屋蔵人(なごやくらんど)屋敷跡を紹介します。

奈古屋蔵人(なごやくらんど)とは

奈古屋蔵人(なごやくらんど)は、江戸時代中期の徳山藩家老です。

現在の周南市徳山付近は、江戸時代は長州藩の徳山支藩でした。

その徳山支藩で奈古屋蔵人は徳山藩主「毛利広寛、「毛利就馴」の2代に、16歳のころから30年間仕えました。

 

奈古屋蔵人の功績の一つに徳山藩の藩校・鳴鳳館(めいほうかん)を創設した功績があります。

鳴鳳館は同じ周南市内の御蔵本から8代藩主「毛利広鎮」の時移転し、現在は徳山小学校となっています。

奈古屋蔵人屋敷跡の撮影

屋敷跡の風景を撮影してみました。

奈古屋蔵人屋敷跡 全景

これが奈古屋蔵人屋敷跡です。

とはいってもほぼ屋敷は消えており、地方銀行の建物の一部に石碑が刺さっていただけでした。(石碑を一生懸命撮影したともいえる)

奈古屋蔵人屋敷跡 近景

さすがにアップにしないと何が何だか分からないと思うので、近づいて撮影しました。

このように石碑と看板だけです。

地方銀行の壁が美しいです。

周りのレンガの様子を見ると、もはや地方銀行の一部で文字が良く読めません。

奈古屋蔵人屋敷跡 正面

石碑から「奈古屋蔵人屋敷・・・」まで読めます。

あとは背が高い人なら読めるでしょうが、私の背の高さだとレンガが邪魔でよく読めません。

内側に重石が2つほど見えます。

それから右の木は伐採されたようですね。

奈古屋蔵人屋敷跡 右側

右側からも撮影してみましたが、草が横に生えているだけです。

何か看板だけでなく、屋敷を思い浮かべるようなものがあればうれしいです。

ただ、それはぜいたくなのかもしれません。

そもそも、商業施設の一部に石碑が刺さっているのです。

(何でこうなってしまったのか経緯は気になりますが、こちらの地方銀行さんのご厚意で石碑を置かせてもらっているのだと思います)

奈古屋蔵人屋敷跡 広場

実はこの石碑のある場所から後ろに下がって、左側に目をやると広場があります。

このように座ることができる広場です。

よくよく考えると、この地方銀行はよく広場が用意されている気がします。

残念ながら徳山の街は徳山空襲の影響もあり、萩市のような城下町はほとんど残っておらず石碑ばかりになっています。

しかしながらこのような微かな痕跡を辿ると、この街にも歴史があったんだなと思うことができます。

アクセス

JR徳山駅から徒歩10分程度です。

こちらの史跡だけを目当てに見に来るのも変なので、周囲も歩いて回ったほうが良いでしょうね。

 

以上です。

山口県柳井市の老舗醤油メーカー「佐川醤油店」の名水スポットを紹介

山口県柳井市の老舗醤油メーカー「佐川醤油店」の名水スポットを紹介します。

岩国藩主、吉家氏が愛した柳井の醤油

天明年間(1781年から1789年頃の江戸期)、山口県の柳井市のあたりは岩国藩吉川公が藩主でした。

吉川公は柳井市においしい醤油があるとの評判を受け、その醤油をと所望しました。

そこでこの醤油を献上したところ、「甘露、甘露」と言ったと言い伝えられていることから、柳井市では「甘露醤油」という名前で独特な醤油が製造されています。

佐川醤油店

この醤油を現在も製造しているのが、柳井市の佐川醤油店になります。

醤油の仕込みに使う水は、琴石山系の伏流水をお店の地下からくみ上げて使用しています。

付近に本店がある某菓子店も同様に琴石山系の地下水を使用していて、成分表でおいしい水として優れた評価を得ていますね。

佐川醤油店の歴史的な説明としてはこんな感じで、商品はぜひ公式ページか現地へ・・。

名水スポット

実はこの水、無料でいただくことができます。

(醤油も普通とかなり違って、甘めで購入をかなりお勧めします)

佐川醤油店周辺の街並み

名水スポットで水を頂くには、まず佐川醤油店に向かわねばなりません。

柳井駅から白壁の街並みを通るのですが、古い時代の情緒あふれる風景です。

白壁の街並みの途中の「かみゆい処」から折れて、佐川醤油店の方向に向かいます。

この道を突き進んでいくと、右手に佐川醤油店が見えます。

名水スポット

こちらが佐川醤油店の正面です。

実はこの写真で名水スポットが1か所写っています。

こちらです。

樽のようなところから、名水が出ています。

夏場は手を洗うだけでも、とても気持ちが良かったりします。

「まろやかでおいしい天然水」との記載ありです。

江戸時代より伝わる「甘露しょうゆ」の仕込み水に使用しています。是非お召し上がりください。

こんな具合に書いてあるので飲んでも大丈夫です。

ちなみにこの樽みたいなものに抵抗がある場合、店の横手に回ると蛇口で水を頂けます。

私は夏場に行ったとき、店の人から頭から水を浴びると気持ちいいからやっていいと言われましたが・・・さすがにそれは遠慮したほうがよいでしょう。

佐川醤油店の中

ちなみに佐川醤油店の見学は予約不要で、醤油樽をガラス越しに自由に見学可能です。

ここはいつも甘い醤油の香りが充満しています。

そして私はいつも何本も醤油を購入しています。

アクセス

JR柳井駅から徒歩で10分程度の場所です。

醤油がなかなか重くなるので、白壁の街並みを散策して最後に行くとよいでしょう。

関連記事

こちらにその他の名水スポットを紹介しています。

良かったらご参照ください。

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以上です。

山口県柳井市の有名お菓子屋「あさひ製菓」さんに併設されている名水スポット「琴名水」を紹介

山口県柳井市のお菓子屋「あさひ製菓」さんに併設されている名水スポット「琴名水」を紹介します。

「あさひ製菓」さんは山口県民はお馴染みのお菓子屋さんです。

琴名水とは

「琴名水」はあさひ製菓さんが新工場を建設する前の調査で見つけた地下水のことで、お菓子造りに使用されています。

名前は近くの山の「琴石山」から一部をもらっているとのことです。

(琴石山の「琴」と、「名水」で「琴名水」なのかなと思います。)

 

こちらの名水は、現在あさひ製菓さんから社会貢献として無料開放しています。

お願い事項の記載

ただ、現地の看板にはお願い事項が記載されており、以下の4つは守らなければなりません。

  • 給水時間は午前9時~午後7時まで
  • 名水は早めに飲むこと
  • 一人当たり20リットルまで
  • 減水時は提供を停止する

分析値

こちらの名水で注目すべきは分析値で、旧厚生省の「おいしい水要件(名水の条件)」にほぼ合致していることです。

水を汲む場所に「琴名水の分析値」の値が掲載されておりました。

こちらの水は、お客様、従業員、近所の喫茶店の方とも認めるおいしい水とのことです。

なんと、「自然の恵みの天然水で、お茶、コーヒー、料理等何にでも適しています。」の文章が!

琴名水の風景

さて、琴名水のある風景を撮影してみましたので、紹介していきます。

数々の蛇口

給水場には多くの蛇口が設置されています。

撮影時はたまたま人が切れたタイミングでしたが、来客者の多さを物語る蛇口数です。

時折すべての蛇口が埋まっていました。

お地蔵様

先ほどの撮影位置から、反対側を撮影しました。

お地蔵様が見えますが、こちらも多くの蛇口が見えます。

さりげなく映っているお地蔵さまは「名水地蔵」と呼ばれるそうです。

名水地蔵の由来

「柳井市は昔から名水の里として知られており、~地蔵菩薩に願いを託しました。」とお地蔵様の由来が看板に記載されています。

実際に柳井市は多くの名水スポットが存在し、名水を利用した名産物がいくつか存在します。

アジサイ

柵の後ろに生えているのはアジサイです。

実は広大な敷地内にアジサイの名所があり、6月になるとあじさい祭りが実施されます。

コンテストもあるので、写真の腕に自信がある人は参加されてはいかがでしょうか。(私は写真撮影が苦手なので参加しません)

アクセス

琴名水への最寄り駅は柳井駅となり、3.2キロ程度の距離があります。

少し長い散歩になりますが、ゴールするとお菓子と名水が手に入るので、歩くのも悪くないかもしれないですね。

関連記事

こちらにその他の名水スポットを紹介しています。

良かったらご参照ください。

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以上です。

山口県周南市鹿野の清流通りのフジバカマにアサギマダラが飛来

山口県も10月になり、各所にフジバカマの花が咲き始めました。

このフジバカマは旅する蝶、アサギマダラがやってくることで有名です。

県内では特に周防大島や小野田、下関が有名どころですが、周南市鹿野でもアサギマダラの観測できる場所があります。

 

今回はこの鹿野のフジバカマとアサギマダラを紹介してみます。

清流通り

鹿野のアサギマダラは清流通りにやってきます。

清流通りは周南市の鹿野地区にある漢陽寺から二所山田神社の前を通り、鹿野町役場を結ぶ通りです。

 

清流通りは元々は地形的に水に恵まれなかった鹿野の地に水を引くための水路でしたが、「平成の日本の名水百選」に選ばれ、散策路として利用されています。

 

下の写真は漢陽寺です。

そして、漢陽寺を出発し、清流通りから鹿野町役場の近くまで来ると、不思議なスポットがあります。

水の中を見ても中には魚も水草も見えないので、なぜこんなスペースがあるのか多くの人は不思議に思うでしょう。

実はこれ、フジバカマが栽培されているのです。

フジバカマスポットから鹿野役場方向

再掲になるのですが、先ほどの写真は鹿野役場を奥にして、写真を撮影しています。

 

ここは25メートルプールよりはちょっと長いぐらいの大きさのスペースです。

中に小道が用意されていますが柵がないので、お子様とは手をつないだほうが良いです。

フジバカマスポットから漢陽寺方向

漢陽寺方面の通りも撮影してみました。

 

すぐ近くに女子道社もありますので、男女問わず女子を目指す方は行かれるとよいでしょう。

別記事で紹介しましたが、女子道社は二所山田神社が運営し質が良く安いおみくじで全国トップシェアを築き上げています。

アサギマダラ

話を戻しますと、山口県下では某番組でも紹介された通り、周防大島がもっとも有名なアサギマダラスポットなのです。

 

しかし周南市鹿野も負けじと多くのアサギマダラが飛来していました。

10月中旬なので、多くのアサギマダラが南下してきたのでしょう。

 

下の写真で見る限りでも、4匹止まっています。

写真の外も含めて全体で、20~30匹程度は見かけました。

このようにフジバカマの蜜を吸っています。

今が周南市なので、この後は下関に立ち寄って、関門海峡を乗り越えるのでしょうか。

それとも四国に向かうのでしょうか。

どちらにしろ大変な旅です。

羽がとても美しいですね。

実はこの1枚を撮影するために、かなりカメラを連写したのですが飛び回るのでかなり失敗しました。

参考ですが、全国でマーキング調査というものをやっているようです。

こうやって写真をとって、マーキングされていないかチェックしてみました。

 

この日、マーキングされたアサギマダラは飛来していなかったようです。

アクセス

近くに駅はないので、徳山駅からバスかレンタカーが良いかと思います。

現地には無料駐車場とトイレがあるので、便利はとても良いです。

以上です。

山口県岩国市の旭酒造本社前、久杉橋(くすぎばし)を紹介

山口県岩国市の旭酒造本社前、久杉橋(くすぎばし)を紹介します。

久杉橋(くすぎばし)とは

獺祭を製造する旭酒造本社と獺祭ストアを結ぶ橋のことです。

2018年7月7日の西日本豪雨で被災した獺祭ストアを心配された隈研吾氏がデザインしています。

  • 長さ:20.8メートル
  • 幅:6.5メートル
  • 素材:コンクリート、手すりは山口県産ヒノキ
  • 完成:2022年7月

山口県産ヒノキ材を惜しみなく使用した、手すりが設けられています。

隈研吾氏は過去に東京銀座店の内装の設計にも関わっています。

久杉橋と周辺の撮影

久杉橋とその周辺の風景を撮影してみました。

美しい橋なので、できれば現地で見ることお勧めです。

久杉橋

これが久杉橋をできるだけ全体的に映るように撮影したものです。

このようにヒノキで覆われています。

”くすぎ”橋なのに素材がヒノキというのはなかなか面白いと思ったのですが、当時から久杉橋という名前だったようです。

手前のスペースは何に使用されるのでしょうかね。

イベントなどで使われるのかもしれません。

かけ替える前はこの一帯が被災して、なだれ込んだ土砂や木でひどいことになっていたそうです。

 

撮影ポイントが獺祭本社側ですが、獺祭ストア側に向かいます。

久杉橋の上を歩いてみて、内側もヒノキが覆われていることに気が付きます。

杉の木が山間の豊かな山林と調和しているように見えます。

また、奥の山口県特有の黄色のガードレールともそろって違和感がないです。

橋の手すりから獺祭ストアが見えます。

ヒノキなので触り心地はすべすべして気持ちがいいです。

デザインされた方も完成時に「触ってほしい」という風なことを言っていたようなのですが、私は触りまくりです。

氾濫した東川

こちらが西日本豪雨で氾濫した東川になります。

この上に久杉橋がかかっているのですが、見ての通り普段は穏やかな川です。

獺祭ストアから東川を見ながらお酒を飲むことができます。

旭酒造

なお東川を境に、獺祭を製造している旭酒造があります。

予約をすれば、中の様子を見学することができるとのことでした。

夕方に撮影したので薄暗くなってしまったのですが、大きくて荘厳な本社でした。

また聞いた話によると、中はお酒の香りが充満しているとのことでした。

アクセス

日本酒の製造所らしい環境で、駅からのアクセスが厳しい場所です。

  • 最寄り駅:周防高森駅

※山間を通過することになるので、自動車での移動が望ましいです。

 

以上です。

山口県下松市の米泉湖(末武川ダム)を紹介 - 駐車場~ダムサイト

山口県下松市の米泉湖(末武川ダム)を紹介します。

米泉湖はウォーキングコースとなっており1周まわることができますが、今回は駐車場からダムサイトまで向かってみました。

米泉湖(末武川ダム)とは

下松市の末武川をせき止めて作られたダムです。

  • 竣工:平成3年3月
  • 高さ:89.5m
  • 総貯水量:19,570,000立方メートル
  • 目的:多目的ダム

ロックフィルダムなので一般的にイメージされるコンクリートのダムではなく、土砂を積んで作られています。

下の写真の通り土砂と石で覆われています。

米泉湖(末武川ダム)の風景

では米泉湖を駐車場から歩いたので、順に風景を紹介していこうかと思います。

駐車場付近の公園

駐車場の近くは公園が整備されています。

このように屋根付きの休憩スペースもあります。

弁当を食べるにはちょうど良いかもしれません。

文学碑プロムナード

駐車場からダム方面に向かうと、文学碑プロムナードというものがあります。

この道は文学碑が連なった道です。

プロムナードの風景

こちらがプロムナードの風景です。

このようにダムの方に向かって、順々に詩歌が刻まれた石が並べられています。

用紙箱

ちなみに短歌、俳句、詩は投稿できるようです。

この箱の中に用紙があるので、自信がある人はこの中から用紙を取り出します。

私は文章に自信がないので書かないですが、自信がある人はどうぞ。

どうやら名前入りの石碑が作られるようです。

碑には山口県内の住所(下松、周南、光・・・)が多かったのですが、尼崎、大阪などもあったので、単に近所の投稿が多いだけなのだと思います。

投函ポスト

隣には投函ポストもありました。

文学碑プロムナードの続き

文学碑プロムナードは、このように緑の山の横を歩きます。

プロムナードの石碑の反対側、つまり右側はダムの水が見えます。

末武ダム取水設備管理橋

途中まで歩くと取水設備が見えます。

が、もちろん一般人は立ち入り禁止です。

山口県が施主で、施工は山口県ではよく聞く企業が名を連ねていました。

特殊な加工の橋で錆びにくいという特徴が書かれていました。

ただ、残念ながら文字の一部が削られており、細かいところはよく読めませんでした。

ハイキングコース

ちなみに山に向かうハイキングコースというものもあるようです。

体力がある人はどうぞ、私は暑さで死にそうなのでやめました。

ダムサイトの近く

ハイキングコースを無視して進むとダムサイトが見えてきました。

ロックフィルダムというだけあって、壁が砂利でできています。

ほとんどコンクリートが見えません。

ちなみに「末武川ダム完工の碑」がひっそりとありました。

こちらも石でできています。

ダムサイト

ダムの表面は草木が生えていました。

コンクリートで覆われていないと草木も生えるんですね。

あんまり知らない人から見ると、ダムっぽくないかもしれないです。

ダムの上は歩道になっていて、反対側まで歩けます。

ちなみにこのダムの両サイドも詩の石が置かれています。

水がある側

こちらがダムの水がある側です。

水はそこそこ溜まっています。

水がない側

こちらがダムの水がない側です。

崖のようで、崖で無い、なだらかな壁面です。

洪水吐

ちなみにこの構造だと「水はどこから流すんだ?」という疑問がわきそうですが、吐水口が横にくっついています。

ロックフィルダムは絶対にダム上部から水が超えてはならないのです。

※構造が維持できなくなり決壊の恐れがあるそうです。

岸壁の迫力がすごいです。

吐水された水は下松市街に流れていきます。

アクセス

アクセスはJR岩徳線「周防花岡駅」が最も近いですが、長いトンネルを通るので車で向かうのが良いです。

以上です。