実は山口県の柳井市の柳井という地名には、由来となった柳の木があります。
この記事ではその柳の木を紹介します。
柳の木の場所
場所は柳井市内の「湘江庵」というお寺の中にあります。
駅からだと徒歩で10分程度で到着します。
ただひっそりとした目立たないところにあるので、地図を頼りに行かれたほうがよいかもしれないです。
お寺の外観はこのような感じで、「柳井山 湘江庵」と書かれているので、前を通り過ぎたらすぐに分かるかなと思います。
お寺自体はとても小さなお寺です。
柳の撮影
柳の正面
お寺の中に入ると、お寺の中心に柳がありました。
これが山口県柳井市の市名の発祥となった柳です。
現在の柳は2005年に植えられた5代目のようです。
下松市の松の木のように代々植えられているようですね。
また柳の裏は裏は井戸になっていました。
横にベンチがあるので、休憩しても良いのでしょうかね。
柳の上部
上部も撮影してみました。
中々高さがあり立派な柳でした。
柳の裏側
裏からも撮影してみましたが、どの角度から見てもきれいな柳です。
少し上に切った後が見つけられました。
どうやら伸び切ったところを調整したみたいですね。
柳と井戸の関係
柳のそばには手水舎なのかなと思われる場所があったのですが、なんと青い看板で「どうぞ手ですくって飲んでみてください。」との記載がありました。
この水は美人の水とも呼ばれているようです。
飲んでみるとおいしい水であることが分かったのですが、男性に生まれた私は美人になってもさほど嬉しくありません。
そしてこの水と柳は切っても切れない関係にあります。
なぜここの柳が柳井市の発祥なのか?
今から1400年前、豊後の国の娘である般若姫が橘豊日皇子に召されて海上を上京の途中、この柳井の地に上陸して水を求められたとのことです。
その時の水が大変おいしかったので、大事に持っていた不老長寿の楊枝を井戸のそばにさされると、一夜にして大きな柳の木になったと伝えられています。
そんな伝説から柳井の地名がこの地に名付けられたとのことが、近くの看板で確認できました。
井戸
ちなみに般若姫が飲んだと思われる水が出る井戸は、柳のすぐ後ろにあります。
楊枝を井戸のそばに刺したら柳になったということから、伝説の内容と一致していますね。
大きな井戸なのですが、上に蓋がしてあり、中を覗くことはできませんでした。
人が落ちたら危ないので仕方がないのでしょうね。
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以上です。