山口県岩国市の旭酒造本社前、久杉橋(くすぎばし)を紹介します。
久杉橋(くすぎばし)とは
獺祭を製造する旭酒造本社と獺祭ストアを結ぶ橋のことです。
2018年7月7日の西日本豪雨で被災した獺祭ストアを心配された隈研吾氏がデザインしています。
- 長さ:20.8メートル
- 幅:6.5メートル
- 素材:コンクリート、手すりは山口県産ヒノキ
- 完成:2022年7月
山口県産ヒノキ材を惜しみなく使用した、手すりが設けられています。
隈研吾氏は過去に東京銀座店の内装の設計にも関わっています。
久杉橋と周辺の撮影
久杉橋とその周辺の風景を撮影してみました。
美しい橋なので、できれば現地で見ることお勧めです。
久杉橋
これが久杉橋をできるだけ全体的に映るように撮影したものです。
このようにヒノキで覆われています。
”くすぎ”橋なのに素材がヒノキというのはなかなか面白いと思ったのですが、当時から久杉橋という名前だったようです。
手前のスペースは何に使用されるのでしょうかね。
イベントなどで使われるのかもしれません。
かけ替える前はこの一帯が被災して、なだれ込んだ土砂や木でひどいことになっていたそうです。
撮影ポイントが獺祭本社側ですが、獺祭ストア側に向かいます。
久杉橋の上を歩いてみて、内側もヒノキが覆われていることに気が付きます。
杉の木が山間の豊かな山林と調和しているように見えます。
また、奥の山口県特有の黄色のガードレールともそろって違和感がないです。
橋の手すりから獺祭ストアが見えます。
ヒノキなので触り心地はすべすべして気持ちがいいです。
デザインされた方も完成時に「触ってほしい」という風なことを言っていたようなのですが、私は触りまくりです。
氾濫した東川
こちらが西日本豪雨で氾濫した東川になります。
この上に久杉橋がかかっているのですが、見ての通り普段は穏やかな川です。
獺祭ストアから東川を見ながらお酒を飲むことができます。
旭酒造
なお東川を境に、獺祭を製造している旭酒造があります。
予約をすれば、中の様子を見学することができるとのことでした。
夕方に撮影したので薄暗くなってしまったのですが、大きくて荘厳な本社でした。
また聞いた話によると、中はお酒の香りが充満しているとのことでした。
アクセス
日本酒の製造所らしい環境で、駅からのアクセスが厳しい場所です。
- 最寄り駅:周防高森駅
※山間を通過することになるので、自動車での移動が望ましいです。
以上です。