山口県も10月になり、各所にフジバカマの花が咲き始めました。
このフジバカマは旅する蝶、アサギマダラがやってくることで有名です。
県内では特に周防大島や小野田、下関が有名どころですが、周南市鹿野でもアサギマダラの観測できる場所があります。
今回はこの鹿野のフジバカマとアサギマダラを紹介してみます。
清流通り
鹿野のアサギマダラは清流通りにやってきます。
清流通りは周南市の鹿野地区にある漢陽寺から二所山田神社の前を通り、鹿野町役場を結ぶ通りです。
清流通りは元々は地形的に水に恵まれなかった鹿野の地に水を引くための水路でしたが、「平成の日本の名水百選」に選ばれ、散策路として利用されています。
下の写真は漢陽寺です。
そして、漢陽寺を出発し、清流通りから鹿野町役場の近くまで来ると、不思議なスポットがあります。
水の中を見ても中には魚も水草も見えないので、なぜこんなスペースがあるのか多くの人は不思議に思うでしょう。
実はこれ、フジバカマが栽培されているのです。
フジバカマスポットから鹿野役場方向
再掲になるのですが、先ほどの写真は鹿野役場を奥にして、写真を撮影しています。
ここは25メートルプールよりはちょっと長いぐらいの大きさのスペースです。
中に小道が用意されていますが柵がないので、お子様とは手をつないだほうが良いです。
フジバカマスポットから漢陽寺方向
漢陽寺方面の通りも撮影してみました。
すぐ近くに女子道社もありますので、男女問わず女子を目指す方は行かれるとよいでしょう。
別記事で紹介しましたが、女子道社は二所山田神社が運営し質が良く安いおみくじで全国トップシェアを築き上げています。
アサギマダラ
話を戻しますと、山口県下では某番組でも紹介された通り、周防大島がもっとも有名なアサギマダラスポットなのです。
しかし周南市鹿野も負けじと多くのアサギマダラが飛来していました。
10月中旬なので、多くのアサギマダラが南下してきたのでしょう。
下の写真で見る限りでも、4匹止まっています。
写真の外も含めて全体で、20~30匹程度は見かけました。
このようにフジバカマの蜜を吸っています。
今が周南市なので、この後は下関に立ち寄って、関門海峡を乗り越えるのでしょうか。
それとも四国に向かうのでしょうか。
どちらにしろ大変な旅です。
羽がとても美しいですね。
実はこの1枚を撮影するために、かなりカメラを連写したのですが飛び回るのでかなり失敗しました。
参考ですが、全国でマーキング調査というものをやっているようです。
こうやって写真をとって、マーキングされていないかチェックしてみました。
この日、マーキングされたアサギマダラは飛来していなかったようです。
アクセス
近くに駅はないので、徳山駅からバスかレンタカーが良いかと思います。
現地には無料駐車場とトイレがあるので、便利はとても良いです。
以上です。