山口県岩国市の吉香公園内にある実験橋を紹介します。
吉香公園の実験橋とは
実験橋とは錦帯橋を長持ちさせるための実験を行っている橋です。
近くに岩国市の建てた看板があるのですが、要約すると以下のような記載がありました。
錦帯橋は木でできているため、月日の経過とともに自然に朽ちてしまいます。
錦帯橋を長持ちさせるために、工法や材料を変えながら13通りの方法を比べて将来の錦帯橋の橋板加工に生かす実験を行っています。
この実験橋のおよそ半分は「昭和の錦帯橋」の部材を再利用しています。
※錦帯橋は過去に台風や傷みにより、定期的に建て替えをしている橋です。
(人間の体と同じでスクラップ&ビルドされています)
実験橋の風景
実験橋をいくつか撮影してみました。
意外に人が渡るので、撮影枚数は少なめです。
実験橋の全景
少し端が切れましたが、全体を撮影しました。
こうしてみると、実験橋は錦帯橋のようにアーチ状ではありません。
この状態も13通りの方法のうちの一つを試しているのでしょうか。
実験橋の底面
下を見るときれいな木が、等間隔にみっちりと組み込まれていました。
錦帯橋と同じ木材ということは、この部分はヒノキでしょうか?
これが昭和の部材とは思えないほど、きれいな木材でした。
実験橋の下の川
川は人工的に作られた川でした。
この水は錦川から引いているのでしょうか。
流れが急で、魚がいるような感じではありませんでした。
横と川底は城壁のように石が組み込まれています。
上流側も同様できれいな水が流れています。(同じ水なので当たり前だが)
実験橋というので底板ばかり注目していましたが、手すりも実は昭和の材木だったりしますかね。
アクセス
冒頭に記載の通りですが、錦帯橋の付近の吉香公園内にあります。
- 新幹線だと新岩国から、バスに乗り換えて15分程度です。
- 在来線だとJR山陽本線の岩国駅から、バスに乗り換えて20分程度です。
他にもJR岩徳線の川西駅から徒歩20分という方法もありますが、岩国駅からの乗り換えに時間がかかるかもです。
以上です。