山口県周南市の島地川ダム(しまぢがわ)を紹介します。
島地川ダムとは
島地川ダムは佐波川の支流の島地川に建設されたダムです。
多目的ダムとして1978年着手、1981年に完成(竣工)されています。
このダムの最大の特徴は世界初のRCD工法によって建設されていることです。
※RCD工法の専門的なことは専門家に譲るのですが、「超硬練コンクリート」をローラーで圧縮して安全性アップ、工期短縮、工費短縮できる工法です。
島地川ダムの簡単なスペックは以下の通りです。
- 形式:重力式コンクリートダム
- 堤高:89.0 m
- 河川:佐波川水系島地川
※さらに余談ですが、「しまぢがわ」か「しまじがわ」については、国交省のWebページの表記に合わせました。
「地面」は「じめん」なので「しまじ」な気もするが・・・。
島地川ダムの風景
島地川ダムの風景を撮影しました。
ダム(貯水池側)
まずはダムの水が貯まっている部分を撮影しました。
この日は割と満水のようで、水面が近いです。
島地川ダムの貯水池の水は、上空から見るとV字型になっています。
こちらの方向はVの右側です。
こちらがV字の左側の方向で、島地川の本流になります。
水面は、ブルーグリーンです。
ダムの上部
ダムの上部は国道376号線で、自動車が走ることができます。
ダム(堤体側)
道路の反対側に目をやると、ダムの深さをおおよそ測ることができそうです。
堤高どおり、おおよそ90メートルぐらいなのでしょうか。
堤体が横にまっすぐで、下に向かって斜めなのは典型的な重力式ダムですね。
奥の森に見える道路は、ダムの上と同じ国道376号線です。
ダムの上をぐるっと回って、Uの字に結ばれた国道なのです。
島地川ダム管理支所付近
島地川ダム管理支所付近には、様々なダムの紹介があります。
※大きな看板が2つぐらいありましたが、ここでは掲載しません。
だいぶ力が入っていて、作成された方としては現地で見るような趣旨に見えたからです。
この広場のスローガンですかね。
看板がいくつもあり、付近の観光地やら地形やらダムの構造やらが沢山あります。
そしてなぜかダムの説明ボタンまであって、至れり作れり。
なにせ世界初のRCD工法なので、このようなRCD記念碑があります。
私には中のオブジェが何を意味するのかは、よく分からないですが・・・。
ただ、この記念碑にはこれには「~であります」、「~であります」と固い説明ですが簡潔で分かりやすい説明文がついています。
こちらの説明は飾り気がないですが、私みたいな素人には十分な説明です。
ベンチもあって、トイレもあって休むにはちょうど良いところです。。
アクセス
徳山駅から車で40分ぐらいの場所でしょうか。
近くにバス停や駅はありません。
以上です。