山口県光市の伊藤公記念公園を紹介します。
伊藤公記念公園の概要
伊藤博文自体は学校の教科書でまず学習する人物なので、多くの人は知っているかと思います。
なので伊藤博文の歴史的な活躍について多くは語る必要はないのかなと思います。
伊藤博文はこの公園のある山口県光市束荷という地で幼少期を過ごしていました。
幼少期は付近の束荷神社で遊んでいたり、付近の束荷川で魚釣りをしていたごく普通の少年でした。
伊藤公記念公園の構成
伊藤公記念公園は大きく、以下のような構成になっています。
- 旧伊藤博文邸
- 伊藤公資料館
- 生家
- 産湯の井戸
- 伊藤博文銅像
伊藤公記念公園の風景
伊藤公記念公園内の建物を、いくつか撮影してみました。
※建物内は撮影禁止だったのでぜひ現地でご覧ください。
旧伊藤博文邸
公園の入口の坂を上がると最初に見えるのが、旧伊藤博文邸です。
「山口県指定有形文化財(建造物)」と書かれていました。
伊藤博文公が設計し、清水組(現在の清水建設株式会社)が請け負いました。
明治43年5月に完成しましたが、工事中の明治42年10月に伊藤博文はハルビン駅で凶弾に倒れ、完成した館を見ることはできませんでした。
建物の上を見上げると、2階の窓が開いていました。
伊藤公資料館
伊藤博文関連の資料、井上馨やその他の方への書簡、書、椅子など意外にも多くの展示がありました。
また30分の映像で伊藤博文の一生を学ぶこともできます。
資料館の外観自体は、特段珍しくないので撮影省略。
生家
木造平屋の生家が展示されていました。
一度暴風雨で倒壊したものを1919年(大正8年)に復元し、1991年(平成3年)にもともとの場所であった現在の場所に移動したようです。
資料館で説明があったのですが、伊藤博文は幼少期どちらかといえば貧しかったようです。
そのためか生家は質素な茅葺き屋根で、敷地のほとんどが農作に使用されていたようです。
また当時周辺は田園風景に囲まれていたようです。
まあ考えてみれば、今も光市の田園風景の中なのでほとんど現状保存されているかも?
復元されたためか、家の中がきれいですね。
家の中に伊藤家を表現した人形が数体あるので、暗いと少しびっくりするかもです。
産湯の井戸
こちらが産湯の井戸です。
しかし「伊藤家の井戸」とか「伊藤家で使用された井戸水」ではなく、なぜ産湯なのだろうか。
なぜか「産湯の水」というのもありました。産湯の水?産湯の井戸?
柄杓があるということは、暑い日は浴びたりしてよいのでしょうかね。
ちなみに位置関係はこのようになっています。
引きで撮影してみました。
伊藤博文銅像
こちらは伊藤博文の銅像になります。
ちょっとイケオジ風に仕上がっています。
座像のほうは丘の上の為、今回は断念。
体力がある人にお勧めです。
アクセス
JR山陽本線岩田駅が最寄駅です。
ただ、JR岩徳線からもJR山陽本線からも微妙に離れているので、タクシーかバスに乗り換える必要があります。
タクシーだとJR山陽本線の岩田駅から5分程度です。
また、岩田駅からバスでも10分程度だと思います。
公園の目の前にバスが止まります。
お車の場合、公園は駐車場完備で20台程度停められます。
以上です。