山口県柳井市の老舗醤油メーカー「佐川醤油店」の名水スポットを紹介します。
岩国藩主、吉家氏が愛した柳井の醤油
天明年間(1781年から1789年頃の江戸期)、山口県の柳井市のあたりは岩国藩吉川公が藩主でした。
吉川公は柳井市においしい醤油があるとの評判を受け、その醤油をと所望しました。
そこでこの醤油を献上したところ、「甘露、甘露」と言ったと言い伝えられていることから、柳井市では「甘露醤油」という名前で独特な醤油が製造されています。
佐川醤油店
この醤油を現在も製造しているのが、柳井市の佐川醤油店になります。
醤油の仕込みに使う水は、琴石山系の伏流水をお店の地下からくみ上げて使用しています。
付近に本店がある某菓子店も同様に琴石山系の地下水を使用していて、成分表でおいしい水として優れた評価を得ていますね。
佐川醤油店の歴史的な説明としてはこんな感じで、商品はぜひ公式ページか現地へ・・。
名水スポット
実はこの水、無料でいただくことができます。
(醤油も普通とかなり違って、甘めで購入をかなりお勧めします)
佐川醤油店周辺の街並み
名水スポットで水を頂くには、まず佐川醤油店に向かわねばなりません。
柳井駅から白壁の街並みを通るのですが、古い時代の情緒あふれる風景です。
白壁の街並みの途中の「かみゆい処」から折れて、佐川醤油店の方向に向かいます。
この道を突き進んでいくと、右手に佐川醤油店が見えます。
名水スポット
こちらが佐川醤油店の正面です。
実はこの写真で名水スポットが1か所写っています。
こちらです。
樽のようなところから、名水が出ています。
夏場は手を洗うだけでも、とても気持ちが良かったりします。
「まろやかでおいしい天然水」との記載ありです。
江戸時代より伝わる「甘露しょうゆ」の仕込み水に使用しています。是非お召し上がりください。
こんな具合に書いてあるので飲んでも大丈夫です。
ちなみにこの樽みたいなものに抵抗がある場合、店の横手に回ると蛇口で水を頂けます。
私は夏場に行ったとき、店の人から頭から水を浴びると気持ちいいからやっていいと言われましたが・・・さすがにそれは遠慮したほうがよいでしょう。
佐川醤油店の中
ちなみに佐川醤油店の見学は予約不要で、醤油樽をガラス越しに自由に見学可能です。
ここはいつも甘い醤油の香りが充満しています。
そして私はいつも何本も醤油を購入しています。
アクセス
JR柳井駅から徒歩で10分程度の場所です。
醤油がなかなか重くなるので、白壁の街並みを散策して最後に行くとよいでしょう。
関連記事
こちらにその他の名水スポットを紹介しています。
良かったらご参照ください。
以上です。