こちらの記事では、以前紹介した山口県下松市の金輪公園にある5代目鼎の松より、さらに前の3代目の鼎の松を紹介します。
3代目鼎の松とは
鼎の松というのは、下松の地名の由来となる三株の大きな松が、かつて鼎の足の形であったことから名付けられています。
鼎とは3本足の昔の中国の器です。
3代目鼎の松は枯れてしまった松ですが、大切に保存されており、下松スポーツセンターに展示されいます。
その鼎の松は代々続いており、現在5代目まで続いています。
鼎の松の場所
鼎の松は下松スポーツ公園内の温水プールの前に保存されています。
駐車場から歩いて、階段を登ったすぐのところにあります。
元々鼎の松が生えていた場所は下松駅北口近くの公園だったため、それなりに移動は大変だったと思われます。
3代目鼎の松の様子
全体像
まずは全体の様子を撮影してみました。
全体として当然枯れているので、葉はなく、枝もなく、根も朽ちています。
そして幹だけが残っています。
ただ、元気だったころは立派な木だったことが想像できます。
生ものなので、雨の日大丈夫なのか、カビが生えたりしないか、心配になるかもしれませんが、建物の屋根の下にあるので大丈夫そうです。
柵も備えられており、うっかり子供や犬がぶつかったり、乗ったりとかの心配も余計なお世話のようです。
幹部分
上半分は恐らくですが、途中で切られてしまったようです。
枯れて支えきれなくなった部分は残しても見た目にもよくないため、展示用に真横にすっぱりとカットしたのだと思われます。
ちぎれたようには見えませんでした。
根の部分
根の部分は石に支えられているものの、しっかり残っていました。
さすがに水は吸っていないようですので、ここから新しい木が生えるとかはなさそうです。
根元に銀板で鼎の松について由来が書いてありました。
この辺りは以前の記事と、内容が重複するので今回は省略します。
5代目鼎の松
鼎の松は地域の人が支え続けて、現在も継承されています。
現在、鼎の松は5代目まで続いています。
実は4代目は害虫被害でやられたとのことですが、5代目は元気な様子でした。
現在の5代目鼎の松は、現地を訪ねて上記の記事で紹介しています。もし時間があれば、こちらもご覧いただければと存じます。
3代目も4代目も下松市の歴史を示す大切な資産であるため、これからも代々続いていくといいですね。
以上です。