山口県周南市の道路のど真ん中にある、大変ありがたい仏様、「さすり仏」を紹介します。
さすり仏とは
現地の看板にはおおよそこのようなことが書かれていました。
まだまだ詳細な説明があったのですが、長かったのでここでは省いてしまいます。
※興味がある人は現地で
大名毛利家の家臣杉氏の家来であった三巻新左衛門という者の石碑です。
庶民に愛され親しまれた人物で亡くなるとその死を悼んで、三巻大明神として崇められたとのことです。
この石碑は新左衛門の魂が宿っているのか、石碑をさすり、体の悪いところをさすると病が治るとの伝説があります。
また、小石の叩いた音の違いで占いに役に立ったとか信仰の対象となり、お参りする者が増え続け、江戸中期になっても絶えることがありませんでした。
実際に現地で見てみると、常に掃除されていて添えられている花は新しいものです。
現代でも親しまれており、説明は嘘偽りないのだろうなということが感じられました。
さすり仏のある風景
では私も現地に撮影に行ったので、いくつか写真で紹介してみようと思います。
さすり仏の立地
まずはさすり仏の立地の紹介からいきましょう。
少しわかりにくいのですが、この写真の黒い車の前あたりにあります。
場所は道路の中です。
正面からみたさすり仏
正面からみるとこのような感じです。
何とも不思議な石が道路と道路の間(!)にあります。
さすり仏様
さすり仏様をズームしてみました。
見た目だけだと石なのですが、江戸時代からの経緯を考えると不思議な感じがします。
さすり仏の周辺
周辺もいろいろ撮影してみました。
さすり仏であることが分かるように碑があります。
さすりやすいように石段もあります。
きちんと説明もあります。
初めて見た人は横断歩道の真ん中にあるこれが何かよくわからないですもんね。
さすり仏の裏側
さすり仏の裏側も見てみました。
寄贈された企業・団体が記載されていました。
こちらの仏様が道路工事・その他の理由で移動されたときに、寄贈があったようです。
仏様以外の部分が新しいのはこのような理由です。
私が行った時も信号待ちで時折さすっている人見かけました。
献花も新しいですね。
私はこの日健康な状態だったため、さすり仏をさすっていません。
なので日本全国の誰かの健康のため祈っておきました。
アクセス
場所はゆめタウン徳山近くの交差点です。
JR徳山駅から歩いてだいたい30分程度の場所になります。
以上です。