戦艦陸奥の悲劇と遺品
1943年、戦艦の陸奥は謎の大爆発を起こして真っ二つとなり、山口県大島沖の40メートル底に沈みました。
その後、海の底の戦艦を引き揚げ遺品を引き上げようとする試みがありましたが、困難な作業であり、一度引き上げを断念する事態が起こります。
それからも幾度となく困難な出来事がありましたが、無事引き上げが進み遺族へ遺品が渡されました。(引き上げた企業は赤字覚悟で作業していたとのことで頭が下がる思いです。)
陸奥公園の展示品
その引き上げ品の一部があるとのことで、周防大島の陸奥記念館、陸奥公園に行きました。
陸奥記念館の中は、数々の時計や軍服などの遺品の閲覧、また乗員の部屋を体験できます。
こちらの陸奥記念館ですが、建物内部の展示品は遺品ということもあり、気が引けたため、撮影しませんでした。
勝手で申し訳ありませんが、気になる方は別途現地に訪れることをお勧めします。
その代わりなのですが、駐車場から階段を登った上にある屋外の展示場を見ました。
戦艦陸奥副砲1
最初に公園で迎えてくれるのは、戦艦陸奥副砲と呼ばれる個所の展示でした。
とても、壮観な姿です。
戦艦陸奥副砲2
こちらも別角度ですが同じものです。
駐車場の方向を向いています。
戦艦陸奥の艦首
こちらの看板に見える部分は看板を眺めると戦艦陸奥の艦首と書かれていました。
艦首とは、船の先端の部分のことです。
もともと事故の前は写真の向こう側が船の先で、手前が船の本体にくっついていたのだと思われます。
他にも、この丘には様々な展示品がありました軍艦の錨、スクリューがあります。
屋外の展示場の眺望
ここはなかなか高い丘になっており、周辺の建物、海を一望できる展望のいい丘です。
また、この丘の反対に美しい海が見えますが、戦艦陸奥が沈んだ桂島付近がうっすら見えます。(分かりにくい場合は、現地に看板が立っているので、そちらで確認できます)
ただ、この眼の前、近くに見える海で、1000人以上の死者が出たことを考えると、やるせない気持ちになります。
近くにお墓と共に線香をお供えする場所がありますので、手を合わせることもよいでしょう。
なぎさ水族館
実はこの展示の近くには水族館があり、そちらも一緒に行くのが、お勧めされる観光ルートとなっています。
陸奥記念館でなぎさ水族館の入場券も購入でき、セットの入場券だとトータルの入場料が安く購入できます。
日本一小さい水族館と話題の水族館のようですが、こちらは別途記事にしましょう。
以上です。