山口県周南市の太華山の麓にある厳島神社を紹介します。
厳島神社とは
ここで説明する厳島神社は周南市の太華山の麓の厳島神社です。
広島ではありません。
- 別名:明神様
- 祭神:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
- 祭礼:旧6月17日
創建の時期は不明で、藩政中期(1750年ごろ)には明神と呼ばれていたことからそれ以前のものと思われる。
明治28年(1895年)の太華村役場の寺社台帳によれば、神殿、拝殿を備え、境内120坪と記載されている。
大正7年、大阪鉄板製造(株)徳山工場が建設されるに当たり、海辺より遷座され、以来会社の守護神として奉祀されてきている。
の旨の説明が、付近の看板でなされています。
ちなみに「大阪鉄板製造(株)」は、現在の「日本製鉄株式会社」です。
いうまでもなく、日本国内最大、世界4位の製鉄会社です。
厳島神社の風景
厳島神社の風景を撮影しました。
厳島神社の前の全体像
厳島神社の前から全体像を撮影しました。
全体的にこじんまりとした印象です。
厳島神社の鳥居
鳥居は安永3年(1774年)に建立されました。
そして、後ろに見える2基の灯篭は、寛政8年(1796年)、文政13年(1830年)奉献です。
時系列的には鳥居(安永3年(1774年))→灯篭1(寛政8年(1796年))→灯篭2(文政13年(1830年))と、20~30年ごとに増えたのですね。
上部に特に中心に何か書いてあるわけではないですが、立派な鳥居です。
そしてなかなか古そうな鳥居です。
鳥居の右側を、じっくりと読むと確かに、「安永三年奉」と読めそうです。
左は解読不能。「X月吉日」?
厳島神社の本殿
こちらが厳島神社の本殿です。
特に賽銭箱も鈴もないですが、しっかりお参りをします。
厳島神社の横の4つの祠(ほこら)
厳島神社の横には祠があります。
付近の看板によれば、祇園牛頭天王・竈神(かまど神)などが祀ってあるとのことです。
(あとの2つは何だろうとは思ったけど、触れてはいけないのだろうか)
- 祇園牛頭天王:疫病を防ぐ神
- 竈神(かまど神):かまどを守護する神、火の神
神社の周囲の風景
神社の周囲の風景は林、林、林・・・です。
まあ太華山の端なので当然です。
海側から木漏れ日が少しだけ入ります。
どちらを見ても林です。
少し山を削って建立したのかなと思われます。
アクセス
JR櫛ヶ浜駅から徒歩50分ぐらいの場所にあります。
周囲に駐車できる場所はありません。
道路沿いの神社です。
以上です。