防長民のぶらぶら放浪記

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山口県周南市の晴海親水公園にある「五卿登陸碑」(ごきょうとうりくひ)を紹介

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山口県周南市の晴海親水公園にある「五卿登陸碑」(ごきょうとうりくひ)を紹介します。

「五卿登陸碑」(ごきょうとうりくひ)とは

五卿登陸碑とは「八・一八政変」後に、公卿(くぎょう)が京都から三田尻(現在の防府)に行く途中、停泊したことを記念した記念碑です。

1863年(文久3年)に勤王派の公卿(くぎょう)は「八・一八政変」後に京都を追われました。

公卿7人が3隻の船に分乗して、1863年(文久3年)8月22日に兵庫を出発して長州に向かっていましたが、徳山近辺で嵐にあいました。

  • 1番船 ※笠戸へ停泊
    • 三条 実美(さんじょう さねとみ) 
  • 2番船 ※笠戸へ停泊
    • 三条西 季知(さんじょうにしすえとも)
    • 壬生 基修(みぶ もとおさ)
    • 四条 隆謌(しじょう たかうた)
    • 錦小路 頼徳(にしきこうじ よりのり)
  • 3番船 ※辛うじて三田尻へ直行で到着
    • 東久世 通禧(ひがしくぜ みちとみ) 
    • 澤 宣嘉(さわ のぶよし)

全7人の公卿のうち、1番船と2番船に乗船していた5人がこの地に停泊の為、卿登陸碑というわけです。

なお、実際に石碑が建てられたのは1913年(大正2年)とのことです。

「五卿登陸碑」の風景

「五卿登陸碑」のある場所を撮影してみました。

晴海親水公園

まず場所なのですが、晴海親水公園の中にあります。

このようにだだっ広い公園になります。

海に近づくと波は穏やかで、悪天候でも船が停泊ししやすそうな場所です。

ただもともと石碑があったのは、より笠戸島に近い位置(旧:東浜崎地区)だったそうです。

現在はこの公園の端に「五卿登陸碑」があります。

五卿登陸碑の全体

全体を見渡すと、五卿登陸碑の石碑と看板の2つで構成されています。

あとは公園にポツポツ立っているシュロ?ビロウ?の木らしき植物。

少し角度を変えて撮影してみましたが、こちらも何もないです。
公園の周りは工場なので、コンテナのようなものが少し見えます。

近づいて斜めに撮影すると、少しかっこよく撮影できました。

五卿登陸碑の正面

石碑としては結構大きい印象です。

五卿たちの地位とかも関係あるのでしょうか。(5人分?)

近づくと以下のように書いてありました。

「五卿登陸碑」

  • 御二位公爵毛利元昭書

 

毛利元昭の妻は三条実美の三女です。

この場合三条実美が身内だったという理由もあるでしょうが、長州藩毛利元昭の名はそれに限らず石碑で時々見ます。

実は裏側に何か書いてあるかもと思って確認したのですが、真っ白でした。

(写真は撮り忘れました)

アクセス

JR徳山駅から徒歩で15分程度となります。

 

以上です。