防長民のぶらぶら放浪記

山口県内のスポットをふらっと訪れて紹介する地域ブログです。

台湾から記念樹として取り寄せられた山口県周南市のタイワンゴヨウ(台湾五葉松)を紹介

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台湾から記念樹として取り寄せられた山口県周南市のタイワンゴヨウ(台湾五葉松)を紹介します。

タイワンゴヨウとは

タイワンゴヨウとは台湾原産の松で、台湾五葉松とも呼ばれます。

周南市以外に日本に植栽された記録はなく、学術的に貴重なものです。

 

周南市の児玉神社近くにあるタイワンゴヨウは旧台湾総督であった児玉源太郎の偉業を称える記念樹として、1925年(大正14年)に台湾から取り寄せられ植えられました。

昭和37年の都市計画により街路が改修される際に伐採される話がありましたが、そのまま残すことになりました。

※ちなみにその結果道路がどうなったかは、この記事を進めていくと分かります。

タイワンゴヨウのある風景

タイワンゴヨウのある場所を撮影してみました。

タイワンゴヨウの立地

徳山駅から少し離れた2車線道路の1車線が、タイワンゴヨウで占められています。

もちろんこれは冒頭に書いた通りで、伐採しようとするたびに何かが起きたとかではないです。

少し近づくと道路と木の位置関係が、分かりやすいです。

片側車線の真上に、4本の木が立っています。

ちなみに左側の歩道もここだけ狭くなっています。

むしろ若干道路がねじ曲がっています。

 

こういうのを見ると理屈だけで、都市計画は進められなかったんだなと感じます。

道路を曲げてでも守るほど、市民にとってこのタイワンゴヨウが大切なんだと。

児玉源太郎は台湾総督になっただけでなく、地元にも私費を投じた図書館を設立するなどしている軍人です。

タイワンゴヨウはその児玉源太郎の象徴です。

ちなみにこの先でまた2車線に戻ります。

4本のタイワンゴヨウ

タイワンゴヨウの数を数えると4本ありました。

タイワンゴヨウの幹

このタイワンゴヨウはなかなか幹が立派でした。

元々、幼木で取り寄せられたとは思えない木です。

きっと根も道路の下を張っているんでしょうね。

上のほうも立派な枝分かれです。

タイワンゴヨウの葉

タイワンゴヨウの葉を撮影してみました。

このように青々・フサフサしていて、夏の時期は見ていて気持ちいいです。

アップにすればタイワンゴヨウという植物の特有の何かが分かるかと思いました。

が、植物の知見がなくわかりませんでした。

⇒分かりました。日本の五葉松と一緒で、名前の通り葉が5本なんです。チョウセンゴヨウやアメリカシロゴヨウなど世界には様々な五葉松があるようです。

雀が見つかりました。

なんか訴えている?

松ぼっくりは詳しい人なら区別がつくかもしれないです。

ちょっと在来種より大きいかもしれませんね。

電線

上ばっかり眺めて気づいたのですが、電線が松の中を通過しています。

たぶん大丈夫なのかな?

児玉神社

児玉神社はここから歩いて数分の所にあります。

アクセス

JR徳山駅から徒歩10分の所にあります。

 

以上です。