防長民のぶらぶら放浪記

山口県内のスポットを訪れて紹介する地域ブログです。

山口県下松市の二級河川玉鶴川を歩いた記録を紹介

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この記事では山口県下松市の二級河川、玉鶴川を紹介します。

用事があって近くの銀行に行っていたのですが、とても小さな二級河川があったので紹介します。

二級河川玉鶴川の場所

下松市の中心を通り瀬戸内海へ流れる川です。

位置としては下松市西柳や西豊井が上流になるのだと思われますが、暗渠となっており上流部の詳細は不明です。

 

玉鶴川下り

下松市にある玉鶴川を下ってみました。

昔はこの川も舟が通っていたそうですが、現在はどのような川なのでしょうか。

スタート位置

スタート位置は下記の場所からになります。

なぜならば、これより上流は暗渠(あんきょ)になっており、道路、住宅などに阻まれ川の流れが確認できないためです。

生活排水なのか泡が浮いており、水質はあまりよくなさそうです。

農協裏

しばらく進むと左は住宅、右は古びた工場らしき建物がありました。

この建物は地図を見ると農協でした。

水は相変わらず濁っています。

水草生息地

水草が生えています。

外来種アナカリスかなあと思ってみてみましたが、枝が細いのでもしかしたら数が減ってきている在来種のマツモかもしれません。

意外な発見です。

「車両通り抜けできません。」の看板

「車両通り抜けできません。」の看板がありませんでした。

直進は無理ですが、右の農協側へ自転車(軽車両)なら通り抜けられそうです。

90度カーブ

途中で90度近いカーブがありました。

今は晴れているので大丈夫ですが、この直角カーブは大雨の際の強い水流に耐えきれるのでしょうか。

「私有地につき立入禁止」のコーン

曲がった先で、「私有地につき立入禁止」のコーンがありました。

この先突き当りでさらに90度左に川が曲がる個所があるのですが、立入禁止のため、撮影は断念しました。

上玉鶴橋

やむを得ず、先に回り込んで上玉鶴橋へ向かいました。

気のせいか、ここの川の流れは淀んでいます。

通り回りしたため念のため確認しましたが、ここは間違いなく玉鶴川です。

横断歩道から橋を渡ってみましたが、川幅が広くなりました。

川幅は3メートル程度でしょうか。

最近河川工事があったためだと思われます。

山陽本線高架下

ここで山陽本線の高架下になります。

頭のすぐ上を山陽本線の列車が通るので大迫力です。

たまたま山陽本線の岩国行きが通りました。

高架も年代物のようで「日本国有鉄道 1983 KS-16 WU606-9 日立造船株式会社広島工場」と記載されておりました。

西一橋付近

この先に見えるのが西一橋です。

少し川幅が広くなりましたが、特にこれといった変化はありません。

直線の川が続きます。

玉鶴橋付近

目の前に見えるのが玉鶴橋です。

ここも平凡な感じですが、県道366号線と交差しており交通量は多いです。

ここから先は第二ふ頭となり、海につながります。

関係者以外立入禁止の区間があるため、ここで終了します。

二級河川玉鶴川と二級河川錦川の比較

同じ二級河川でそれぞれどれくらい大きさが違うのか、玉鶴川と同じ山口県内の錦川を比較してみます。

下松市玉鶴川

川幅は1~1.5メートルといった感じでしょうか。

岩国市錦川

こちらは毎年連休になると観光客が多く訪れる、名勝錦帯橋がある錦川です。

錦川は少し川幅に差があるので、ジャンプで飛び越えるのは厳しいかもしれません。

また玉鶴川と違って通行料を取られる橋があります。

この点、玉鶴川はお得と言えるでしょう。

一級河川二級河川の違い

国土交通省の定義によれば、一級河川二級河川の定義の下記の通りです。

河川法による管理を行う必要があり、国土交通大臣が指定(区間を限定)した河川が「一級河川」、「二級河川」は、一級水系以外の水系で公共の利害に重要な関係があるものに係る河川で、河川法による管理を行う必要があり、都道府県知事が指定(区間を限定)した河川です。

なので、別に河川の大小は関係なかったりします。

ですが、玉鶴川と錦川が同じくくりなのは、いまいち納得がいかない気がします。

 

以上です。