山口市の湯田温泉の代表的な観光地として、五重塔が映える瑠璃光寺があります。
これから挙げる写真は少し前なのですが、季節的に受験シーズンということで、ここに生えているサルスベリを取り上げたいと思います。
瑠璃光寺からサルスベリの場所
今回は瑠璃光寺ではなく、瑠璃光寺入り口から左へ90度曲がって歩いた、毛利家墓所方面が主役です。
(※なので、瑠璃光寺の五重塔は登場しません。検索したら五重塔は沢山の情報が出ると思うので、気になる人は山口市の観光情報等をご覧ください。)
サルスベリの表側の状態
このサルスベリを表側から見てみました。
まず下の部分は一見したら普通のサルスベリなのですが、なんと木の途中から松が生えています。
この写真だと右側に飛び出ています。
簡素な看板が立っていて、ガムテープで張り付けているところ、手作り感が素敵です。
このサルスベリの木の上を、ご覧下さい。
途中から松が生育しています。N〇K、民放も放映されました
木の裏側も見てネ!!
サルスベリの上半分の状態
サルスベリの上半分を見上げると、サルスベリの特徴的な丸い葉と、松ぼっくりが混じっていておかしなことになっています。
これだけ沢山の松ぼっくりが生えていると、松の木はどうやって栄養を得ているのかが気になってきます。
どういう仕組みなのでしょうか。
サルスベリの裏側の状態
このサルスベリを裏側からも見てみました。
が、やはり裏から見ても同じで、やはりサルスベリと松がくっついているように見えます。
不思議ですが途中から生えているというより、サルスベリの間を松が生えているのか?という気がしないでもないです。
こうやって書いていって、最後に「原因は不明なのですが~」と書くとトレンドブログ風になってしまいます。
ただ可能な限りジロジロ観察したのですが、植物の世界のことで合体の原因は本当に分かりませんでした。(怪しい人に見られたかもしれません)
申し訳ありません。
実は縁起のいいサルスベリと松の一体化
ただ、サルスベリと松がくっついてしまった原因は不明なのですが、実はこの状態は縁起はよいそうです。というのも、
- サルスベリの木の名前は、木登りが得意なサルすらも滑ってしまうほどスベスベであるということから来ている。
- ところが、サルスベリから生えている松の松脂(まつやに)は滑り止めに使われている。
- そのためこのサルスベリは、サルスベリなのに滑らない。
つまり受験のすべり止めとして縁起が良いサルスベリとのことで、受験生からは評判がよいサルスベリなのだそうです。
ここ香山公園は本来毛利家の墓地なので、サルスベリは主役ではないんですけど、そういう目的で香山公園に来るのもいいかもしれません。
香山公園のその他の史跡など
この香山公園は、他にも「鴬張りの石畳」(うぐいすばりのいしだたみ)、露山堂(ろさんどう)などもあるので、ぜひそちらも足をのばしてください。
以上