以前、漢陽寺を訪ねた後に、清流通りを散策し二所山田神社前で、気になる石碑を見たので記事にしています。
※お近くの漢陽寺については順番が前後しますが、別途記事にする予定です。
漢陽寺についてはいろいろな人が記事にして情報が出尽くしており、個人的にはあまり書くことがない気がします。
石碑「女子道」とおみくじ
こちらがその通りに道にあった、石碑「女子道」です。
何か古い石碑なのに女子道と現代的な言葉で不思議なのですが、女子道とは一言でいうと、ある機関誌の名前のことでした。
山口県は全国のおみくじの製造のシェアが60%を超えている都道府県であり、周南市鹿野で60%近く作っています。
その内実は機関誌「女子道」の発行元である「女子道社」という有限会社が製造しております。
こちらの会社の設立は「二所山田神社」宮司が明治時代の全国組織「大日本敬神婦人会」を設立するところから始まります。
その組織は機関誌「女子道」を発刊し、おみくじの製造を開始しました。
目的は女性の神職登用と参政権に必要な、資金源づくりのための組織の運営だったそうです。
当時は女性が神職に着くのはタブーだったので、当時としては画期的だったとも言えます。
現在も女性の働き口としても機能し、地域に住む多くの女性達が作業をしています。
なお、現在全国で見られるおみくじ自販機を考案したのも、こちらの「女子道社」とのことです。(なぜか「二所山田神社」は自販機ではなく手動でした)
ちなみにこの女子道社がある二所山田神社では、なんとおみくじが30円で引けます。
なので、お近くを訪ねたらおみくじを引くことをぜひお勧めします。
秋になるとイチョウの葉がたくさん落ちててきれいですよ。
二所山田神社
その二所山田神社自体も歴史があるはずなので確認してみました。
由来を記した看板によると、この神社は元々、ニ所大明神と山田権前社を明治時代に合わせて祭ったとのことです。
・・・ニ所大明神は今から1080年も前からある・・・
・・・山田権前社も今から1100年前からある・・・
これは、いつから前でしょうか。
確認が取れませんでしたが、詳細は不明なのですが、いずれにしろ1000年以上前なのは間違いないですね。
なお、古びた看板がもう1つあったのですが、こちらは読み取りが難しいですね。
「桂を大切にしましょう」?ところどころ、・・カシ類・・アオキなどと読めました。
この一帯の木々について何か啓発する看板だと思われます。
何気ない石碑にも、歴史の移り変わり、何かの由来があって楽しいものです。
また、この付近はお寺や神社が道なりに連続してあるので、徒歩ついでに続けて訪ねるとよいかと思われます。
おしゃれなカフェみたいなものはありませんが、美しい景色が出迎えてくれます。
以上です。